ワインの選び方:知っておきたい最近の大衆向け低価格ワイン (スクリューキャップ製) の詐欺まがいな危険性について、通販で失敗しない、外れないワイン購入方法とは、いったいどんな方法か?

 先頃発刊された週刊雑誌に大衆向け低価格ワインの中には、非常に危険な輸入ワインが、存在していることを紹介しているので一度、図書館などでよく読んでおいて欲しいと思います。
[ 注意この記事は、2009年末の情報です。 追加記事は、2016年9月15日現在の記事です。 ]

2009年11月30日発売された2009年12月5日号の週刊東洋経済
 第2特集:バリューワイン最前線2010
 ここまできた低価格競争:激変する国内のワイン市場や価格の秘密を徹底解明。


 P.80 低価格ワインができるまで
 P.82 山梨・勝沼を日本の“ボルドー”へ
 P.84 続々登場する国内ワイン ─ 山形、大阪、北海道
 P.88 │ビジネスシーン別│お薦めワイン
 P.92 知られざる中国ワイン事情
 P.81 COLUMN|低価格ワイン味比べ
 P.86 COLUMN|コンクール受賞ワインは本当においしいのか


 いったい何が危険なのか? と いいますと、
 
1.低価格の輸入ワイン (海外産表示) でスクリューキャップ仕様のワインの中には、中味を人工的に着香・人工樽香している ワインがあるそうです。 それも、 780円 〜 1,200円 前後と言う意外と低価格の中でもやや高い価格設定のワインの中に多いということです。 その多くは、大企業が輸入しているワインです。
 国内産ワインではなく、 海外産ワイン表示 で売られています。

 どうしてこれが、危険で問題なのか と言いますと、
 バルクで輸入した海外ワインを 日本国内で瓶詰めしているからです。


 日本では、法整備がまだされていないため海外のように、何処の葡萄果実を使用したか、何処で瓶詰めしたかを明記する義務がありません。

 一言で言えば、 偽ものワイン 「 詐欺ワイン 」 だということです。

 輸入過程で人工的に樽の香りを付けたりしているようです。
 こうなると、もう、日本人の好みに合ったやや甘みを付けたワインなども平気で添加していることは、まず、間違いないでしょう。 酸化防止剤として亜硫酸塩以外に、ビタミンC、アカシア、ソルビン酸カリウム、安定剤、酸味料などと書いてあったら ほぼ 間違いないでしょう。
 
 某大企業○ルシ○ンなどの巨大ワイン輸入業者は、国内で瓶詰めしておきながら、海外産ワインとして市場にリリースしています。 さも、海外で瓶詰めされたかのようにです。

 しかし、中味は全く違います。
 本来ならボトリング、瓶詰めは、日本国内 と表記すべきところを、全くしていません。


 【 追加記事2016年9月現在、スクリューキャップ製 約 500 円前後の格安ワインを見たところ、インポーターにもよりますが、どうやら最近は、表記改善されたようです ワインのボトル裏ラベルに 「 ボトリング:●ルシ●ン 」、とか 「 ボトリング:合●酒● 」 とか、記載されています。 しかし、いずれにしても輸入ワインであれば、醸造されている生産現地でボトリングされたワインをおすすめします。 同価格帯の輸入ワインであれば、日本国内でボトリングされたワインと生産現地でボトリングされたワインを比較試飲すれば、まず、芳香の濃度、芳しさ、強さ、洗練度( 鮮度 )が 明らかに違います。 味わいの奥行き、複雑性、広がり、濃度(濃さ)、旨みも明らかに違います。

 また、昔のようにバルクワインを輸入しているのでもありません。
 昔のバルクワインは、大樽ごと輸入していました。 樽ごと日本に輸入していたのです。

 現在は、樽のまま輸入していません。
 巨大なビニール袋のプールの中にワインが入れられて輸入されるそうです。 この輸入工程で樽のチップをワインのプールに入れておくそうです。 樽香をわざと付けるためです。 まあ、よくもはずかしくないものだといえる所業です。


 スクリューキャップワインは、いいところもありますが、大企業が、インポートし、市場にリリースしているワインは、避けるべきでしょう。

 特に多い海外ワイン:スペイン、オーストラリア、チリだそうです。 

 格安ワインの中でもやけに造られた旨味や薬っぽい赤玉ワインのようなイメージを与えるワインは、要注意です。輸入業者が、○ルシ○ンなどの巨大ワイン企業だったらまず、間違いないでしょう。果実の芳香もほとんどありません。あるいは、創られた人工芳香(着香:ガム、お菓子、ジュース、キャンディのようなアロマ)。

2.対策、見分け方
 
  500円〜1,300円前後の格安ワインを購入する場合、ボトリングが、生産国・原産国であることを明記されているワインを購入することをおすすめします。

 例えば、
 Produced and bottled in Chile by Vina Cono Sur S.A.
 Estate bottled in 2008 Cachapoal Valley Wine of Chile
 Produced and Botted by Calera Wine Company Hollister, California
 Vino de mesa Embotellado por vinigalicia, .... Sobrreira - Espana Producto de Espana
 Embotellado para Raices de Espana por R. E 7479-Z Espana .... Product of Spain


 追加記事現地でボトリングされている超格安極旨赤ワイン、おすすめです。
サンタ ( バイ サンタ・カロリーナ ) カルメネール/プティ・ヴェルド [2015]
  参考税込価格 457 円・送料別


 Santa Carolina SANTA Carmenere Petit Verdot D.O. Central Valley
 生産地:チリ、セントラル・ヴァレー
 生産者:サンタ・カロリーナ
 格 付:D.O. セントラル・ヴァレー
 品 種:カルメネール、プティ・ヴェルド
 アルコール分 13%
 タイプ:赤、辛口、ミディアムフルボディ
 味わい:カシスやブラックチェリーを思わせる濃厚な果実の香りの中に、コーヒーやチョコレートのニュアンスが感じられます 葡萄由来の肉厚な果実味 と 力強いタンニンを楽しめる、濃厚な味わいの赤ワイン ── 実際に試飲しましたが、ボルドーの 1,000 円クラスと同格以上です、コク、深み、奥行き、複雑味、後味に じんわりとスパイシー系のよくなじんだ滑らかで広がりのあるタンニンが感じられ、果実の甘みもくどくありません。 この価格帯では、ダントツに秀逸です。 余韻に、ハーブ、青草、チリ特有のメンソール系のすがすがしさが残ります。
 備 考:カルメネール種と、貴重なプティ・ヴェルド種を使用、サンタ バイ・サンタ・カロリーナ カルメネール・プティ・ヴェルド。 ボトルの裏ラベルに 「 Produced and bottled in Chile by VINA SATA CAROLINA S.A. 」 と記載されています。
 

SANTA CARMENERE-PETIT VERDOT 2015.jpg





 追加記事こちらも現地でボトリングされている超格安極旨赤ワイン おすすめです。
 一押し安旨&大人気のチリワイン
サンタ・ヘレナ アルパカ カルメネール
  参考税込価格 456 円・送料別


 SANTA HELENA ALPACA CARMENERE
 生産地:チリ、セントラル・ヴァレー
 生産者:サンタ・ヘレナ
 品 種:カルメネール
 アルコール:13.5%
 格 付:D.O. セントラル・ヴァレー
 タイプ:赤、辛口、ミディアムフルボディ
 備 考:表ラベル横に、チリでボトリングされていることが、記載されています。

 実は、普段飲み用デイリーワインとして よくケース買いしており、 2日に 1本ペースで毎日飲んでいるのが、 アルパカのカルメネール です。 飲み飽きせずにますます惚れ込んでいます。 2014年産は、2013年産よりさらに品が良いように感じられます。 時々、 カベルネ・メルロー と交互にケース買いしています。 なお、2015年最新ヴィンテージになっているようです。

ALPACA CARMENERE 2014







  もうひとつは、格安ワインほど、格安のコルク、できれば、合成樹脂コルクか、木製コルク、コルクチップを固めたコルクなどで瓶詰めされたワインを選ぶことです。
 格安ワインほど、大企業のスクリュー・キャップ・ワインを選ばないようにするということです。
 スクリュー・キャップ・ワインの場合、現地生産者自身が、瓶詰めしているワイナリーを選ぶことです。

 
 具体的なワイン名は、差し控えますが、だいたい 580円〜1,200円前後 で売られているワインに多いようです。 セブンアンドアイ、イオン系列によく並んでいます。

  さらに、添加物に 「SO2」 亜硫酸塩以外の ビタミンC、アカシア、ソルビン酸カリウム、安定剤、酸味料 などが、明記されていないことも重要です。

 海外、フランスでもスペインでも添加物・添加剤などとして認められているビタミンC、アカシアなどもありますが、いったい何パーセント添加されているのか わからないことが 多いです。 安ければ良いのではなく、人体に何らかの複合的に影響する薬剤添加を 可能な限り摂取しないことです。 「SO2」亜硫酸塩でさえ、できれば、無添加の方が望ましいのですから、─ 国では、各添加剤の人体に与える影響を調べますが、複合添加された場合の動物・人体実験は、全くしていません。・・・・・ ようするに 20世紀以降増大している、皮膚病、アトピー や アレルギー、花粉症など、原因不明の病気になる要因は、人工的に創られた食品添加物の複合的人体摂取が、極めて濃厚だと言うことです。
 例えば、皮膚湿疹・ただれ などで慢性的に悩まされている人の多くは、天然のシャンプー・食器洗剤・洗濯洗剤・せっけんなどを使用せず、人工シャンプー・洗剤・リンスなどを日常使用していることが、原因だったりします。 薬品に対して敏感肌・皮膚の弱い人は、極力、自然・天然のシャンプー・食器洗剤・洗濯洗剤などを薄めて使用することをおすすめします。 人工洗剤は、洋服・下着に薬品が、残ってしまうため、肌に触れて影響を受けるからです。 まして、口に入れて 体内に摂取するワインなどの飲料物は なおさらです。 毎日摂取する「水」と、同じくらい気を使うべきです。 ようするに、よけいな添加剤は、無い方が 良い訳です。 なぜなら、長期的な複合的添加剤による動物実験は、どこの国でもなされていないからです。 一般的なワインの添加物「SO2」 亜硫酸塩であったとしても、もともとは 劇薬です。 添加量は、少ないことにこしたことはありません。 他に、ソルビン酸カリウムなどは、慢性的に摂取すると、遺伝子を傷つける変異原生があり、発癌性と密接に関わっているとされています。 毎日飲むワインであるなら、なおさら、余計な添加物など必要最小限度に留めるべきでしょう。 なぜなら、古代ローマ・ギリシャ時代のワイン発祥当初は、人口添加物など無かったのですから、ワインに余計なものは、何も加えない。 それが、基本的な テロワールの原理です。





通販で失敗しない、外れないワイン購入方法とは?

 よく楽天のワインレヴューを読ませていただくのですが、R.パーカーポイント89、90point 以上の評価を獲得するようなワインや造り手、5つ星や各国の評価誌満点などの高得点獲得ワインと言うものは、高品質であることは 間違いないのです。
 
 だいたいの人は、レビューによい評価を記述しているのですが、しかし、その中でも正反対に悪い評価 や 自分には合わないとマイナス評価を主張するコメントをもよく見受けられます。
 この場合、ワインに問題があると言うよりも、飲み手の嗜好に問題があるようです。

 男性の場合、濃厚なワイン や 逆にアルコール度の低いワインを好みにしている人が、よく批判的なレヴューを書いています。 評価誌 や R.パーカーポイントの高いワインと言うのは、アルコール度が 13.5%、14%、15% と言うのが普通です。 中には、15.5%を超えることもあります。 口に含むと揮発感 や 渇きを覚えることもあるはずです。 良質ワインとは、そう言うものです。 長期熟成用ワインの基本です。 よく理解しておきましょう。

 アルコール度の高いワインが苦手な人は、高品質ワインを避けるべきでしょう。
 あるいは、アルコールが、抜けるまで抜栓後、数日待つことです。
 古酒は、ある程度アルコール分が、抜けていますから( エステル化:熟成、重合によってアルコールが、化学変化を起こし、芳香性分などに変化します ) 品質的に練られた感じを受けてより飲みやすくなっています。

 濃厚なワインが、好きな人は、品種と凝縮されているワインかどうかを調べるべきでしょう。 たとえば、メルロー、マルベック、カベルネ・ソーヴィニヨン、シラー などが好きならば、まず、品種を絞ります。
 次に、収穫量を調べます。 大抵は、hl/ha の単位で表されています。
 ロマネ・コンティを基準にするならば、20〜25hl/haですから、その前後の収穫量なら凝縮感があると言って良いでしょう。 濃厚なワインが、好きな人は、エレガントさ や 洗練度・精練度、フィネス をあまり気にしません。 パワフルなワインを求め、よりアタックの鮮烈さ 強烈さ を欲します。 そして、複数のセパージュ混醸ワインの方を選ぶべきでしょう。 このような人は、まず、葡萄品種を間違えないように選ぶべきです。

 もうひとつ重要なことですが、バラエタルワイン:単一品種によるワインは、よりピュアに洗練されていて悪酔いしにくいです。 これに対して、セパージュ混醸ワインは、悪酔いしやすいです。 その代わり、複雑でインパクトの強いワインを造り上げることができます。 最近では、無清澄・無濾過・アンフィルター・ノンフィルターなどのワインが多くなってきています。 卵白清澄をしない、フィルターをかけないことは、一口で言えば、「 濁りワイン 」 ですから、澱が多いことを念頭におくことです。 澱が多いワインは、より濃厚で、悪良いしやすい、また、ボトル差も増しますから 購入には、気をつけましょう。

 バラエタルワイン:単一品種は、ブルゴーニュタイプ、ピノ・ノワール系・・・エレガント、清楚、洗練、気品
 セパージュワイン:複数品種混醸は、ボルドータイプ、{ メルロー、カベルネ・S、シラー、マルベック、プティ・ヴェルド、etc } ・・・ 複雑、豊満


 女性に多いのは、タンニン:渋いワインを嫌う人です。
 まず、品種的に言えば、白ワイン や 渋みの少ない葡萄品種を選ぶべきでしょう。
 アリアニコ、ウーヴァ・デ・トロイア、サンジョヴェーゼ など、果汁を圧搾せず、フリーランからワインを造り、粒選りであることが重要です。 そして、ノンフィルターではなく、軽くフィルター や 卵白清澄をしている方が、よりクリアです。 有機農法によって エコサート、AB などの認証を取得しているワインの中に フリーランワイン がよく見つかります ダール・エ・リボ は、そのひとつの選択肢です。
 ナイトハーヴェスト : 夜明け前の収穫 をしているワインもクリーンでタンニンも控えめ、より洗練されています。
 タンニンが、控えめで滑らかなワインは、イタリア や スペインの長期熟成ワイン:グラン・レゼルヴァ に多いです。 酒質は、重厚タイプではなく、芳香と飲みやすさは、フランスのテーブルワインより断然お得です。 タンニンが、渋くないワインを選ぶもうひとつの方法は、熟成ピーク時に出荷リリースするドメーヌを選ぶことです。 今では、ブルゴーニュの一部と厳格に守っているスペインの老舗ワイナリーぐらいでしょうか? イタリアにも一部あります。 熟成を経てから出荷すると言うのは、経費がかかり、たいへんなことですから大きなワイナリーか、伝統を守っている良心的ドメーヌ、ボデガ、カンティーナ に限られます。
 
 ボルドータイプは、タンニンがあります。 圧搾して葡萄果汁を搾り出しますから渋いのが、当たり前です。
 ですから、熟成ピークになるまで長期保存するようになります。 日本では、セラーの問題もありますから、蔵出し、蔵元出荷の手頃な熟成ピークワインを買うのが良いでしょう。 ボルドーの熟成ピーク蔵出しワインは、そのため高いと言えます。 しかし、日本で300本程度保管できるセラーを持っている人は、よほどのマニアでしょう。 お金に困らない人ならそれでも良いでしょうが、今回のアメリカ発金融恐慌は、完全に世界恐慌の広がりを見せています。今後、さらに悪化することは、必然でしょう。 無駄にワインを買い込むより、好きなワインだけを必要な時だけ購入することが、高級ボルドーワインの賢い購入方法です。
 それと、初めて試飲するワインは、デキャンタージュすることをおすすめします。 おそらく、ほとんどの人は、3日以上かけて1本のワインを試飲することなどまず、ないでしょう。 そう言う人は、ワインのポテンシャルを知らないまま飲み干していると言うのが現状です。 ですから、若いワインほど、お飲みになる1時間前にデキャンタージュすることをおすすめします。場合によっては1日前にデキャンタージュした方が良いこともあります。 そうすることによって、硫化硫黄(亜硫酸塩)の匂いやアルコール分が、ある程度揮発して、ワイン本来の芳香が、全面に出てきます。特に若い白ワインは、硫化硫黄(亜硫酸塩)を赤ワインより多く添加されている場合が多いですから、1〜2日前に抜栓・デキャンタージュすることをおすすめします。

 ただし、無清澄、無濾過、ノンフィルターワインは、澱が瓶底に沈殿していない限り、デキャンタージュしても美味しくならない場合もあります。若いヴィンテージほど澱が、舞っていてまだ落ち着いていないからです。
 この場合、抜栓後、約20〜40cc程度ワインをグラスに取り、再度密栓してパニエに寝かせます。1日以上冷暗所に放置して置いてください。お飲みになる時、極力動かさないでパニエから直接ワイングラスに注いで下さい。
 できることなら、無清澄、無濾過、ノンフィルターワインは、半年〜1年以上冷暗所に寝かせるか、スクリューキャップなら立てたまま、澱が、瓶底に沈殿したのを確認してから、静かにデキャンタージュして試飲することをお薦めします。
 澱を確認する方法:小さな携帯用懐中電灯(ネオビームライトなど)で、澱が舞わないように静かに瓶底を照らして確認して下さい。

 要するに、あなたの好みのワインスタイルをよく熟知することが、通販ワインで当たりを見つける重要ポイントになります。 まず、土地や気候のテロワール、葡萄品種特有の芳香や味の個性、栽培方法、醸造方法が、あなたの好みなのかどうかを見極めます。あるいは、見つけておくことです。

 ガメイ、グルナッシュ、ピノ・ノワール、テンプラニーリョなどの洗練されたクリアな味わいを表現しやすいワインが好みなのか?
 ボルドータイプの混醸された濃厚ワインが好みなのか?
 まったり滑らかで濃厚なバラエタルワインが好きなのか?
 パワフルでタンニンもしっかりあるワインが好きなのか?
 甘みがあってタンニンがほとんど感じられないワインが良いのか?
 透明感のある飲みやすいワインが良いのか?
 熟成感のある古酒が好きなのか?
 果実味いっぱいでフルーティな新鮮さを感じられるワインが好きなのか?
 色が鮮やかで透明感のある芳香かぐわしいブルゴーニュタイプが好きなのか?
 
 あなたが求めているワインのイメージをより具体的に表現できるようにして、絞り込むようにします。
 国や地域や品種、栽培方法、醸造方法によってより正確に把握できるようになります。

 個人的に自分が好きなワインは、手摘み、選果、フリーラン:自然重力、ビオディナミ:オーガニック、ナイトハーヴェスト、スキンコンタクト、シュール・リー、低温発酵、セメントタンク熟成、ホーロータンク熟成、ニュートラル樽熟成、低温熟成、苺リキュールのようなチャーミングで芳香が高く、アルコール度も高く、甘みがあって美味しい安ワインです。 イタリア、ブルゴーニュ、ラングドック・ルーション、ロワール、スペイン、アルゼンチン、カリフォルニア、ソノマ、パソロブレス、オレゴンなどに多いです。

 ステンレスタンク熟成は、ワインにクロム・ニッケルイオン( :クロム or ニッケル )溶出の疑念を持っていますので倦厭しています。 鉄( Fe )イオン以外のアルミなどの金属イオンは、アルツハイマーの原因とされています。 疑わしいものは、口に入れないようにしています。 アルコールを多量に飲む人は、認知症になりやすいですから飲みすぎに気をつけましょう。 つまり、革新的先進技術醸造方法を行っているボルドー系のワインや醸造段階で故意に濃縮・凝縮させているワインは、極力選ばないようにしています。

 それでもまだ、自分の好きなワインのイメージがつかめていない、つかみきれない方には、もうひとつ、アドバイスします。 それは、多くの人たちが、よく購入しているワインを選ぶことです。リピート率が、高いワイン、だいたい、1店舗から累計ではなく、ひとつのシーズン中に 1,500 本以上販売実績のあるワインは、大衆性のある好印象ワインです。 格安ワインを選ぶ時は、10,000本以上大量に生産され、ロットによる品質ムラの少ないワインを選ぶことです。



 750ml-Tempranillo Dragon Vino de la Tierra-
 生産地:スペイン・リオハ地方 リオハ・アルタ
 生産者:ボデガス・ベルベラーナ  
 クラス:ヴィノ・デ・ラ・ティエラ
 品 種:テンプラニーリョ 100% 
 タイプ:赤、辛口、ミディアム-フルボディ
 味わい:濃厚なルビーレッド、豊潤な香り、プラム、ラズベリージャム系の濃厚なブーケ、きれいなタンニン、明快な果実味、凝縮した葡萄から造られているバランスと調和の取れたフィニッシュ、長い余韻
 備 考:2005年 インターナショナルワインチャレンジで、 “ グレート・バリュー レッドワイン オブ・ザ・イヤー ” 選出。 デイリーワインとして [ No.1 ] のおすすめです。

 




☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
著者:Joanne del apocalypse
▼URL「Wine Rank Best 30」
http://winebeer.jugem.jp/
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JUGEMテーマ:ワイン

基礎編 ワインの選び方:現在でも誤った知識に踊らされている購入者たち ─ ワインの「うそ」、誤謬の知識「コルクでなければ熟成しない」 VS 「スクリューキャップ」:温度と熟成との化学的関係

◆ 【送料無料】 毎日贅沢!毎日豪華!デイリーワインにも妥協しない!リーズナブルハッピーワイン5本セット!

 と言う、「 ヴァリュー&コスパ 」 に秀でたお徳なワインセットのページを見ていたら、レヴュー記事に釘付けになりました。 以下、その内容です。

 購入者さん 評価 3.00 ★★★ 投稿日:2010年06月20日
 「 やはり安いワインより高めのワインのほうがいいと思います。コルクつきのものとコンビニで売っているようなふたのキャップのものも入っていて、おいしいワインとそうでないものがありました。 」 


 今日でも、時代遅れの20年以上前のまことしやかに定説化されていた誤謬を信じている人々が、まだ存在しているとは、嘆かわしい限りです。 これは、日本ソムリエ協会の責任でもあります。 関係各位は、より一層、スクリューキャップの優位性、長所、美点をアピールすべきです。 そもそも、 “ コルクが高く=おいしいワイン ” 、 “ ふたのキャップのもの(スクリューキャップ)=そうでないもの(おいしくないワイン) ” 、と決め付けるのは、全くもってナンセンス、非科学的な誤謬です。 現在では、コルクの “ ブショネ ” を無くすためにも、長期熟成保管のためにも、スクリューキャップの方が、コルクより優れていることが証明されています。 もっと、しっかり、科学的基礎学習をして、誤謬を撒き散らさないようにしてほしいものです。 また、本当にコルク付 と スクリューキャップ付のワインとを比較試飲したのでしょうか? 実際に比較試飲してから、偏見ではなく、公正に、レヴュー記事を書いてほしいものです。 ここで厳重に注意喚起し、一般消費者、購入者が、レヴューを軽々しく安易に掲載しないよう心がけ、販売店 及び、生産者に対して失礼のないようにすべきです。 なぜなら、生産者は、スクリューキャップにすることで、品質の安定化 と コストを抑える努力をしています。 そのために、木製コルクからスクリューキャップへ転換するための初期設備投資に膨大な資金を注ぎ込んでいます。

 なお、下記のような事例も紹介しておきます。


「神の雫」作者のノムリエ日記記事
  ─ 2009年7月23日 『 神の雫 』 筆者・亜樹 直 氏のコラム ─

 を偶然今日読んで驚きました。 下記にその一部を掲載しますが、おそらく多くのワインラヴァー、ワイン通 と言う人たちは、

基礎科学、化学反応の基礎知識が、全くわかっていないのではないか?


 と、疑われるほど無頓着、とんちんかんな知識を詰め込んでいるようです。 これでは、誤謬を撒き散らしているようなものです。 ワインの初心者達に顔向けできないほど恥ずかしい話です。 このような人たちが、ボルドーワイン至上主義的発言を誌上などで声高に言っても、決して信用しないで、話半分に聞き流してください。 ワイン初心者の若い人たちは、注意して下さい。 彼らの話を鵜呑みにしないで下さい。 日本の中高年ワインラヴァー,ワインマニア、ウンチクを垂れる “ プロと称するソムリエ ” の多くは、単なる見栄、金持ち連中の道楽に過ぎない誤った知識 と 素人経験によるワイン飲みばかりを蓄積してきた場数だけ、経験だけ持っている人たち、うん十万〜うん百万円する何処の何がしを飲んだとか、コレクションしていると、自慢する人たちの方が、はるかに多いからです。 科学的証明や論拠に乏しい、と言うことです。 そこに、公正な論理、数値、解析、分析、条件付けなどを蓄積し、比較試飲、照合、裏付の構築、統一された評価方法などを画一化、標準化していません。
 まず、少なくとも科学者 ─ 化学者や日本酒醸造の杜氏経験程度は、基礎的にあるべきことです。 ─ { 生物・化学・物理 } 学専攻の得意分野だった自分から見れば、農業経験をまず、第一に積んでいる事を推奨します。 なぜなら、ワインの原料となる葡萄果実は、農作物であり、ワインは、芸術(アート)ではなく、醸造加工飲料だからです

─ << 記事抜粋: 2009年7月23日 『 神の雫 』 筆者・亜樹 直 氏のコラム >> ─

 「 実は、私はこれまで、スクリューキャップに対してあまり良い印象をもっていなかった。ワインは、コルクを通して酸素が行き来するから熟成するという説があり、スクリューキャップ=熟成の必要がない安ワイン=あまりおいしくない、という イメージが あったためである。 ・・・・
 ・・・・ どうやら、
 『 コルク栓でないとワインは、酸素が行き来しないので熟成しない 』
 というのがそもそも誤りらしい。
 メルシャン社のサイトにも、
 『 ワインは、熟成に新たな酸素を必要とせず、ワイン自体の還元酸化によって熟成をする 』
 とある。 もし、これが事実なら、ワインにコルク栓をする必要性はなくなる。
 そもそも、コルク臭がワインに移る 『 ブショネ 』 のような事故が起きたり、抜くのに失敗してワインの中にボロボロになって落っこちたり、コルク栓のデメリットは少なくないのだから ・・・・ 。 」


そもそも、 熟成とはいったい何なのか? が、わかっていません。

 味噌、醤油、日本酒、なれ寿司、などの発酵醸造学の最先端学問・技術をして日本のお家芸とも言える醸造の基本概念が、おおよそ、学校で教えられていない、教わってきていない、と言うことになります。
 日本の教育水準の低さに幻滅せざるを得ません。 先生が悪いのか、日教組が悪いのか、議員が悪いのか、・・・・ ( 教育関係者全員が、悪いに決まっています。 子供を過保護・偏愛しすぎです。 )

重要ポイントは、2点あります。

 1.酵素や微生物・細菌が、嫌気的:無酸素で還元的酸化活動を行うことは、自然界において常識的な知識です。

 2.化学反応は、温度が高くなるほど反応速度が速く、温度が低いほど反応速度が遅くなる。
   これは、自然界 { 酵素、細菌、微生物 } の活動;分解・腐敗などの活性速度にも同様のことが言えます。


 そこでもう一度、おさらいします。
 下記に掲載した文章は、以前、自分が、ブログに掲載した 「 ワインの飲み方 」 や 「 ワインの保管方法 」 などに 原文が散らばっています。 それらの内容のポイントを抽出し、改めて加筆したものです。
 結論から申し上げれば、

 ワインの誤謬に惑わされて高い買い物をする必要はない。
   外観のスクリューキャップで、中味のワインの良し悪しを判断してはいけない。


 と、言うことです。
 フランスワイン至上主義 ( ボルドー至上主義、ブルゴーニュ至上主義 ) が、まさにそれです。 高格付 と 高級コルクが、良いワインだなんていう時代は、とっくに過去の話です。 ⇒ コンクールでメダル受賞、評価誌・マスコミで煽り立て価格を引き上げる手法です。

 今では、スクリューキャップ、樹脂コルク = 合成コルク、ガラス栓 などが、採用されていますから、大いに安くて品質の高いワインが、ニューワールド・ワイン産地を中心に輸入されています。 疑心暗鬼にかからないで、どんどんトライしてみてください。 つまりは、造り手が良心的か、価格を吊り上げる商業主義者か の違いだけです。 また、日本の農家のように、所有面積が小さく、労働賃金が高い国のワインは、テーブルワインの品質でも、それなりに一定の価格、単価が 高くなります。 所有面積が広く、不動産税金が安く、労働賃金が安い国のワインは、経費も安くすみますから、高品質低価格のワインを市場にリリースすることができます。


★ NEWS

 ただし、最近の大衆向け低価格 「 スクリューキャップ製ワイン 」 の中には、詐欺まがいな 「 輸入ワイン 」 が、存在します。 注意が必要です。 特に ○ル○ャ○などの大手大企業が、輸入販売ている 500 〜 1,300円前後の価格帯のワインに多いです。 セブンアンドアイ系列、イオン系列によく並んでいます。 詳細は、↓下記の雑誌を図書館などでよく読んでおいて欲しいと思います。

 2009年11月30日発売された2009年12月5日号の週刊東洋経済

 第2特集:バリューワイン最前線2010
 ここまできた低価格競争:激変する国内のワイン市場や価格の秘密を徹底解明。

 P.80 低価格ワインができるまで
 P.82 山梨・勝沼を日本の“ボルドー”へ
 P.84 続々登場する国内ワイン ─ 山形、大阪、北海道
 P.88 │ビジネスシーン別│お薦めワイン
 P.92 知られざる中国ワイン事情
 P.81 COLUMN|低価格ワイン味比べ
 P.86 COLUMN|コンクール受賞ワインは本当においしいのか


1.いったい何が詐欺まがいなのか?

 国内産ワインではなく、「海外産ワイン」 表示で売られています。
 「国内で瓶詰め」 したことを表示していません。

 日本では、法整備がまだされていないため海外のように、何処の葡萄果実を使用したか、何処で瓶詰めしたかを明記する義務がありません。 この辺を、農林水産省は、輸入企業に対して厳しく指導すべきです


 スクリューキャップ仕様のワインの中には、中味を人工的に着香・人工樽香しているワインがあるといことです。 (バルク)輸入の過程(船便のワイン貯蔵プール)で人工的に樽の香りを付けたりしているようです。 こうなると、もう、日本人の好みに合ったやや甘みを付けたワインなども平気で添加していることは、まず、間違いないでしょう。 酸化防止剤として亜硫酸塩以外に、ビタミンC、安定剤などと、他の添加物が書いてあったら ほぼ間違いないでしょう。 巨大ワイン輸入業者は、国内で瓶詰めしておきながら、海外産ワインとして市場にリリースしています。 さも、海外で瓶詰めされたかのようにです。 しかし、中味は、全く違います。

 本来ならボトリング ─ 瓶詰めは、日本国内と表記すべきところを、全くしていません。
 また、昔のように樽買い(桶売り)でのバルクワインを輸入しているのでもありません。 昔のバルクワインは、大樽ごと輸入していました。 樽ごと日本に輸入していたのです。 現在は、樽のまま輸入していません。 巨大なビニール袋のプールの中にワインが、入れられて輸入されるそうです。 この輸入工程で樽のチップをワインの入ったビニールプールに入れておくそうです。 樽香をわざと付けるためです。 まあ、よくもはずかしくないものだといえる所業です

 PS. 最近、表記方法が変わったようで、スクリューキャップの裏ラベルに、【 ボトリング ○○シ○ン 】 と記載されるようになったのを見かけます。 裏ラベルを見て、ボトリング ○○○ とインポーターの会社が記載されているワインは、国内で瓶詰されたワインですから、より自然で人工的に添加されていない美味しいワインをお飲みになりたい方は、避けたほうが良いでしょう。

 スクリューキャップワインは、いいところもあります。 しかし、大企業がインポートして市場にリリースしている格安ワインは、避けるべきでしょう。 海外、現地でスクリューキャップ瓶詰めされたワインを選ぶことです。

 特に多い海外ワイン:スペイン、オーストラリア、チリだそうです。 
 格安ワインの中でもやけに造られた旨味や薬っぽい赤玉ワインのようなイメージを与えるワインは、要注意です。 輸入業者が、○ル○○ンなどの巨大ワイン企業だったらまず、間違いないでしょう。 果実の芳香もほとんどありません。


2.対策、見分け方

  500円 〜 1,300円前後の格安ワインを購入する場合、ボトリングが、生産国・原産国であることを明記されているワインを選んで購入することです。

 例えば、

 Produced and bottled in Chile by Vina Cono Sur S.A.
 Estate bottled in 2008 Cachapoal Valley Wine of Chile
 Produced and Botted by Calera Wine Company Hollister, California
 Vino de mesa Embotellado por vinigalicia, .... Sobrreira - Espana Producto de Espana
 Embotellado para Raices de Espana por R. E 7479-Z Espana .... Product of Spain


もうひとつは、格安ワインほど、格安のコルク { 合成樹脂コルク、木製コルク、コルクチップを固めたコルク } などで瓶詰めされたワインを選ぶことです。 格安ワインほど、大企業のスクリューキャップ・ワインを選ばないようにするということです。




 熟成とはいったい何か?

  熟成によって、なぜ、香りや味わいに変化が起きるのか?
  化学反応と時間と温度の深い関係 ── 用語を把握するために、ここでは前提条件として、

 1.酸化;酸素による酸化のみではなく、物質の水素を取り去ること、原子、または、原子団から電子を取り去ること ── 化学の基礎知識を知っていること。

 2.還元;酸素の化合物から酸素を奪うこと、水素と化合すること、原子、または、原子団に電子を与えること。

 3.嫌気的(けんきてき):生物が関わる現象で、酸素の介在を伴わないこと。 あるいは、酸素のない状態でのみ生じること。  酸素のない条件というのは、有機物の蓄積の多い環境では、酸素が有機分解に使われるため遊離した酸素がほとんどなくなります。 そうすると、生物は、酸素を使わずに様々な活動を行います。 その生活や様々な活動は、すべて嫌気的に行われることになります ── 無酸素状態で活動するということです。

 4.重合;1種類の分子が、2個以上結合して分子量の大きい新たな分子を生成する反応のこと。

 5.エステル化;酸、または、アルコールをエステルに変える反応のこと。 エステル (ester) は、カルボン酸等の有機酸や硫酸等の無機のオキソ酸が、アルコールと脱水縮合してできた化合物です。 また、低分子量のカルボン酸エステルは、果実臭をもっています ── つまり、エステルには、芳香があるということです
    アルコール度の高いワインは、長期熟成によって、エステル化反応を多く引き起こし、より多くの熟成香をより複雑にする基本要素・条件を満たしているという事になります。 ですから、 アルコール度の高いワインは、古酒としての熟成価値を高める必須条件 になります。



 瓶熟成は、「還元的熟成;嫌気的熟成」と、呼ばれています。
  瓶熟成初期段階では、瓶内にごくわずか含まれる酸素は、亜硫酸塩、または、亜硫酸ガスによって化合したり、ワインに香味の変化が起こり、消費されます ── 重合や酸化化合物が生成されます。

  本来、亜硫酸ガスによって瓶内細菌・バクテリアなどは、死滅するはずです。ですから、これらの生物によって熟成が、促進するのではありません

 瓶内の遊離酸素消費後は、還元的な状態、酸欠条件下で 「 熟成 」 と言う 「 化学変化:化学反応 」 が進行するため、物質相互、あるいは、単独で変化し、ワインの味わいや香りが、複雑になります。

  「 化学変化:化学反応 」というのは、温度環境下によって変化速度が、速くも、遅くもなります。

  適度な化学変化:化学反応を促進させるための最適熟成温度環境下は、10℃以上 〜 15℃以下 ─ これが、理想的なワインの長期熟成保管温度になります。
 温度が高くなれば、瓶内ワイン成分分子が、活発になり、電子の酸化還元活動が、激しくなり、化学変化:化学反応は、異常に促進されます。 また、木製コルクの性能が悪いと、新たな空気:酸素が流入し、ワインを悪い方向へ酸化劣化させてしまいます。 温度が低すぎると、熟成( 化学反応 )が進まず、仮死状態になります。


  ですから、木製コルクは、決して良い密閉方法ではありません。

  瓶熟成をさせる時は、酸素の流入があってはならないため、むしろ、劣化のない「 スクリューキャップ 」、「 樹脂コルク 」、「 ガラス蓋 」 の方が良いのです。

 つまり、瓶熟成時には、空気( 酸素・細菌・酵素 )の流入を完全に遮断する蓋の方が良いわけです。

 結論、「 木製コルクの方が、瓶熟成に向いている 」 と言うのは、大きな間違いです。 誤謬であることを認識してください ── 科学的根拠からは、かえって、瓶熟成に不向きです。



嫌気的・還元的熟成 ── 酸化と重合
  重合:連鎖 ── お互いが持っている片方の酸素の手をつなぎ、お互い同士を酸化します。 この時、お互いの水素を出し合うこともあります。 あるいは、お互いの電子を取り合うこともあります。

 A.タンニンの酸化と重合
   タンニンの酸化:物質が、酸素と化合すること、または、水素を失うことによって起こり、重合が進み、大きな分子になったタンニンは、澱となって沈殿します。
   とんがった刺激性の少ない、丸みを帯びたまろやかな味わいに変化します。
   渋味同士が、連鎖重合して澱となって沈殿しますから、ワインの中にたくさん浮遊していた渋みや苦味成分が、結果的に少なくなり、時間と共に洗練されていきます。

 B.ポリフェノールの酸化と重合
   ポリフェノールの酸化:重合することによって、柔らかな香味に変化します。

 C.アントシアンの酸化と重合
   アントシアンの酸化:紫色が、茶褐色に色素の退色化と、タンニンと重合し、色調が変化します。

 D.有機酸とエタノールのエステル化
   酒石酸、リンゴ酸、クエン酸、乳酸、酢酸、コハク酸などの有機酸とエタノールが、徐々にエステル化 ── 芳香を持つ化学物質に変化し、熟成香:ブーケが現れます。


 化学反応の良い均衡状態;熟成ピークに至るまで反応が継続し、ワインが熟成していきます。

  類似語としては、熱力学に使われますが、
 「 可逆的化学反応の熱平衡状態:非常にゆっくりかつ静かに状態を変化させることを、 “ 準静的過程 ” と言い、可逆過程でもあります。

 この状態は、ワインの複雑性が、最も極まり落ち着いて、ワインが飲み頃になった状態ともいえます。
 熟成ピークに至るまでの期間と、ピーク状態を保っていられる期間が、

エイジング・ポテンシャル


 と、言われます。  熟成能力とは、 「 経時劣化耐性潜在能力 」 とでも言うべきでしょうか?

 熟成頂点に至るまでの変化の速さ、また、熟成頂点レベルの高低差の違いによって、エイジング・ポテンシャル ── 「 飲み頃時期 」 に違いが現れます。

 「 飲み頃 」 が、だいたいいつか?という予測程度のもので正確に断言はできません。
 「 飲み頃 」 は、抽象的で、個人の好みによっても多少左右されます。

 少なくとも、適正な時期に抜栓し、熟成ピークに試飲しなければ、公開されるレヴューにハッキリとした批判的な評価意見は、断言しない方が良いでしょうし、主観的好みの問題にもなります。 まして、 「 ノンフィルター・無濾過ワイン 」 などは、ボトル差が大きくなります。 要するに、慎重なテイスティングが、求められる と言うことです。


ワインの温度管理:ワインセラーによる長期熟成方法

(1) 条 件:生産地の地下倉庫やカーヴ(地下蔵・洞窟)と、同じ温度と湿度、振動が無い。

wine保管温度


 この環境下で管理できることが、お薦め条件です。 この条件は、木製コルク栓の場合です。 しかし、設定が、湿度65%の倉庫やセラー、冷蔵庫のワインルームが多いです。 樹脂コルク、スクリューキャップ、ガラス蓋の方がより良いです。

 温度は、低温10℃未満でもいけないし、当然、20度を超えてもいけません。
 日本の夏は、24℃を超えてしまうため通常、夏を越えたワインは、劣化しています。

 なぜですか? 」−まず、 理科の基礎実験 を思い出して下さい。

 温度24℃を超えると、化学反応 − 「 酸化・還元反応 」 が、活性化しますから、酸化劣化が、著しく進行します。 この場合、瓶内にO2酸素が無くても、還元的酸化が、著しく進行します。 これは、本来の熟成を極端に進行させることになります。 たとえると、10年かけて熟成すべきワインが、半年で加速度的に熟成してしまい、バランスの欠けたワインとなります。 このようなワインを飲むと 通常、 << ジリジリとした舌に刺す熱っぽさ、強い醤油味、ピント・フォーカスが 「 ぼけた 」 ワイン >> に感じます。
 
 そして、もし、空気の流入やSO2の効果が不完全で、細菌・雑菌などを完全に死滅させていない場合、瓶内細菌が、活発になり、細菌による醗酵や腐敗が進み、劣化します。 通常、良質コルクは、ほとんど空気を通しません。 しかし、何らかの原因で空気がごく一部でも瓶内に入り込むと、セラーなどの低温管理されていない場所で保管されているならば、すぐさま劣化の原因になります。 実のところ、ごくわずかながらコルクは、空気を通します。 ですから、「 完全無菌状態 」 のままとは、いきません。 樹木の皮から作られるため当然のことですが、劣化コルクならなおさらのことです。 コルクに細菌が付着している場合、 “ ブショネ ” を引き起こします。
 また、亜硫酸塩を使用していても時間とともに効果が薄れていきます。 亜硫酸塩 ( 亜硫酸ガス ) は、ワイン成分と化学反応を起こし、重合します。 澱となって沈殿し、滅菌するための亜硫酸は、ほとんど無くなり、やがて、細菌の繁殖を防止できなくなります。 そして、時間と共に、木製コルクは、劣化していきますから、空気の流入が引き起こされる可能性は 高まります。 その結果、酸化・腐敗による劣化の原因になります。 瓶を密閉するなら本来、空気を通してはいけません。 つまり、木製コルクではない 「 ガラスの蓋 」 , 「 スクリューキャップ 」 , 「 合成樹脂コルク 」 が、より良いわけです。


 「それでは、熟成しないのではないか?」

 ── と、思っているあなた、
 上記で 「嫌気的熟成」 について説明しましたように 「間違った知識」 を植え付けられています。 ワインの場合、瓶内で化学反応が、10℃〜15℃程度の一定温度環境下において時間と共に少しずつ進行します。 これは、還元的酸化反応であり、O2酸素・空気を使いません。 この還元的酸化反応を 「熟成」 すると言います。

 O2酸素や空気を使わない酵素、細菌をイメージするとわかりやすいでしょう。

 たとえ、ボルドータイプの頑強な凝縮・濃縮・タンニンガチガチのワインであろうと、セラーやカーヴに入れておかないでひと夏を超えると、「 醤油風味 」、「 ジリジリと分離 」、「 ぼけた 」 ようなワインになってしまいます。


 ですから、夏場は、 ワインセラー を持っていない家庭は、セラーで保管されているお店からその都度飲むたびに購入し、低温キャリーして冷蔵庫で少し休ませてからお飲み下さい。

 湿度の高いところに貯蔵される場合、エチケットラベルにピッタリとラップを2〜3重に巻いて置くと良いです。 あくまでワインは、熟成という無酸素呼吸をしてるため、低温度による仮死状態が、長く続けば、壊死します。 このことは、コルクの有る無しに関わらず忘れないで下さい。 湿度は、65%以下にならない場所が理想ですが、 << コルクでない場合 >> は、そうとも言い切れません。

(2) 木製コルクの品質は、「 どんなに良くてもいろいろな条件によって劣化しやすい 」 と、言うことをよく理解しておいて下さい。 中には、最初から付着している細菌によってカビ臭のする “ ブショネ ” を引き起こす木製コルクもあるからです。 そのため、最近では、 「 スクリューキャップ 」 の方が、良いということも科学的に実証され、品質の安定化と、開栓のしやすさ、飲み残しによる確実な再密栓の両方から広く採用されています。
 スクリューキャップ、樹脂コルク ( = 合成コルク ) 、ガラス蓋 等は、腐蝕や変色劣化にならないよう立てて置いた方が良いですし、湿度もあまり高すぎないことです。 湿度を気にして特に注意して守るほどではありませんが、約45%〜75%前後までが無難でしょう。 スクリューキャップ、樹脂コルク、ガラス蓋 ( 弾力性のある樹脂リングが付属 ) の場合、かえって高い湿度は、腐食・劣化・変色の原因になります。 錆びないように気をつけてください




マーティンボロ・ピノ・ノワール・テ・テラ [2008]〜[2005]
  参考市場税込価格 2,709 円 [2008年]〜 3,969 円 [2005年]・送料別

  Martinborough Vineyard Pinot Noir Te Tera[2008]〜[2005]

 「 4,000円前後でブルゴーニュの 『 官能美女 』 を飲みたいなら、ニュージーランドの名門、マーティンボロ・ヴィンヤードが造る  『 テ・テラ・ピノ・ノワール 』 ・・・・ 」
 と、 『 週刊モーニング2009年8月6日号 ≪ 神の雫 ≫ 』 コラムに掲載されていたそうです。 実は、↑掲載されていたとはつゆ知らず、 「 ビスティーズ 」 で試飲してきました。 とっても芳香高く、美味しいピノ・ノワールでした。 「 スクリュー・キャップ の リシュブール 」 とはね〜 言い過ぎかも? でも美味しいです。
 カリフォルニアの ヴィラ・マウント・エデン ジンファンデル と同格の芳香と深い味わいでした。 二本とも甲乙付けがたい美味しさでした。

TE TERA091004




ヴィラ・マウント・エデン ジンファンデル
   " アンティーク ヴァインズ グラン リザーヴ " アマドール・カウンティ [2005]
  参考市場税込価格 2,394 円・送料別


 安いし旨いし、芳香は、高級ピノそのもの、味わいも深遠です。





※ ワイン醸造を、芸術家 ( アーティスト ) きどりする醸造家を決して高く評価しません。 醸造家は、すくなくとも、農民であり、ヴィニュロン ( 栽培家 ) であるべきです。 次に、 { マイスター、マスター、エノロゴ、エノロジスト } と呼ばれるべき醸造職人であるべきです。 それ以上でもそれ以下でもありません。 販売店・通販店の中には、ワインを芸術品として称揚し、造り手を芸術家として称賛しているところもありますが、決して褒められる行為・言動ではありません。 自分は、画家、デザイナーでもあるため、こうした商業主義に走ったワインの宣伝方法を好みません。 当然、ワインの中身である試飲評価も、全く 誇大妄想の芸術的表現方法を駆使するのは、歯が浮いたように こそばゆいです。 少なくとも、芸術品と、加工飲料との違いをハッキリ区別すべきものです。 そうでないと、芸術家 と 神業的職人との違いが、あらゆる分野で混同されてしまうからです。
 芸術家とは、創造する・クリエイティブな世界の道を極めていく人を指し、醸造職人とは、葡萄のポテンシャルと、土地固有のオリジナリティ ( テロワール ) を極限まで引き出すことにあり、あらゆる技術力 ( 哲学・ポリシー、テクニック、ビオディナミなどの方法論 ) が要求されますが、そこに、自己主張・創造力を前面に出すことはありません。 芸術家は、自分自身の表現したい欲求にかられて創造しますが、醸造家は、( 消費者に )ワインを美味しく、喜んで飲んでもらいたいと願う心から生まれます。 芸術家の創造する芸術作品は、誰にも見られなくても、聞かれなくても、後世に芸術品として残りますが、天才料理人の料理がそうであるように、ワインが人々に味わう機会なく、取り残されることは、まったく存在価値・意味がないことです。 食べる人、飲む人がいて存在する価値です。 芸術家の芸術作品とは、たとえ、だれも他者が見たり聞いたり、評価したりする人がいなくても、存在するのが、芸術家であり、芸術作品です。




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著者:Joanne del apocalypse
▼URL「Wine Rank Best 30」
http://winebeer.jugem.jp/
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2005〜2007年を中心にロバート・パーカー氏のパーカーポイントに見られるフランスのワイン事情(比較スペインワイン)、まだ知られていない5,000円未満のRPP:96点以上のワインならこれです

R.パーカーポイント:2007年$20以下の90〜95p[フランス]
F-RPPRating90-95

 最近のワイン動向をR.パーカー氏のポイントから価格と品質の両方を兼ね備えたフランスワインの選び方を考察してみます。

 1.$20ドル以下での90ポイント以上獲得ワインが、非常に多くなってきています。

 2.ほとんどは、南フランス{ローヌ、ラングドック、ルーション、コスティエール・ド・ニーム、コート・デュ・ヴァントゥ}に集中しています。

 3.ボルドー、ブルゴーニュは、$20ドル以下では、ほとんど90p以上を取れません。

 4.ヴィンテージを絞らず、$80ドル以下、96〜100p [フランス] の高得点ワインを見ると、シャトー・ヌフ・デュ・パプが 特に多いです。ブルゴーニュは、1990年前後が多く、2000年〜2008年の最近のワインは、見当たりません。
 最近のボルドーは、2008年の ポンテ・カネ と 2005年の シャトー・ラ・ガフリエール が、96ポイント獲得しています。シャトー・ラ・ガフリエールは、日本にほとんど入荷していません。 カノン・ガフリエール とは違います。
 残念なことに、日本に入荷されるこれらのワインの多くは、1万円以上になってしまいます。現地価格に比較的近いのは、やはり、日本では まだ知られていない ヌフ・パプ や シャトー・ド・サンコム・ジゴンダス・レ・ポステ(日本未入荷) などの南仏ワインになるでしょう。

 5.R.パーカーポイント:96p 以上を $80 ドル以下で購入するには、やはり、スペインワインが有望でしょう。日本でなら、8,000円以下で購入することもできます。
   例えば、 ヌマンシアクロ・エラスムスラウル・ペレス・ウルトレイア などが入荷していますが、中でも$38ドルの ボデガス・ムルシア・シエラ・カルチェ は、お得の中のお得でしょう。ハイ・クオリティのフランスワインが 高くても、同等品質のスペインワインなら半額で購入できるほど、地域差がハッキリしています。
 
結 論:フランスのテーブルワインを購入するなら、$20ドル以下でR. パーカー・ポイント90p を獲得することが普通のようになっています。
 単純に日本なら、2,500円以下でRPP:90ポイント以上獲得していることが、平均的目安と言えるでしょう。
 その中でも、南フランス (2007年ヴィンテージ) は、優秀と言えるでしょう。 また、RPP:96ポイント以上のワインを1万円以下で購入したいなら、迷わず スペインワインをおすすめします。

 

R.パーカーポイント:96〜100p[フランス]
F-RPPRating96-100
R.パーカーポイント:96〜100p[スペイン]
Sp-RPPRating96-100



ボデガス・イ・ヴィニェドス・デ・ムルシア:パーカー氏が、驚愕の96点評価
 「インクような紫色。焦がしたオーク、鉛筆の芯、タール、ブラックチェリー、ブルーベリーなど様々な香りが、グラスから飛び出してきます。フレーバーの塊。フルボディで素晴らしい強さと強力な味わいの構成。バランスの取れたワインで2025年まで楽しめます。」
 ベガシシリアの「ウニコ レゼルヴァ・エスペシャル」と同評価ポイントを獲得しました。

◆ パーカーポイント:96点 [2005] ボデガス・イ・ヴィニェドス・デ・ムルシア シエラ・カルチェ
 参考税込価格 4,179 円・送料別

 品 種:プチヴェルド50%、モナストレル25%、マルベック25%
 生産地:スペイン、ムルシア州、南東部フミーリャ 海抜1200〜2400フィート
 生産者:ボデガス・イ・ヴィニェドス・デ・ムルシア

Sierra Carche2005




  こちらもおすすめです、同じ生産地ですが生産者・品種も違います。
◆ パーカーポイント:95+点 新入荷 ピコ・マダマ[2005]
  参考税込価格 2,980 円・送料別

 品 種:モナストレル、プチ・ヴェルド
 生産地:スペイン、ムルシア州、南東部フミーリャ 
 生産者:ボデガス・カサ・デ・ラ・エルミータ、ボデガス・イ・ビネドス・デ・ムルシア Murcia Sierra Gurche






京橋ワインリカーショップ

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著者:Joanne del apocalypse
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